〒879‐5504 大分県由布市挟間町下市353
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療育案内
早期発見・早期療法が望ましいといわれるなか、お子様の個性と適正を捉え、医師を中心としたチーム療育、個別指導、集団療育、家族・他機関との連携、療育相談、季節行事、運動療法、音楽療法 等を行います。
Ⅰアセスメントとチームアプローチ
全体的な視点で発達の各側面が問題として構造をなしていると考え個別把握を行う。
家族を含めたサポートチームにより医学的、心理的、運動機能、 言語機能、感覚統合面、 視覚 機能、日常生活活動、 家庭等環境面の側面から共通理解する
Ⅱ個別支援計画
①実態の把握
②ニーズの整理
③目標と具体的内容の作成
④共通理解
⑤実行と継続
⑥内容の再調整
療育基盤
自由遊戯
生活訓練
誘導保育
課題保育
Ⅲ指導側面
①強化子(一時的(本能的)、二次的(興味的)
②カリキュラム
③教育目標と方針を明確にした計画をたて、ねらいと内
容が連携できるものにする。
④信頼感の獲得
⑤探索活動の保障
⑥自我の芽生え
⑦自立感の獲得
⑧積極性・自発性の育ち
⑨自己統制力の育ち
⑩主体性の確立
⑪特性に応じ、発達の課題に即した指導
⑫環境を通して保育
Ⅳ主な指導プログラム
①物理的構造化 環境を整え、刺激を統制する。
②スケジュール 一日の日程を視覚的に伝える
③ワークシステム 活動とその終わりなどを視覚的に提示
④視覚的構造化 見える形でわかりやすく伝える
⑤ルーティンの活用 いつもと同じように伝える
Ⅴ教具の種類
①日常生活の練習具
②感覚訓練具
③算数及び数学的訓練具
④言葉と文字教具
⑤社会性及び文化・芸術教具
POINT
▽ こどもの育ちは足し算だけではなく引き算もある(成長の相互性)
▽ 発達とは胎児期から老人期の中で直線では表せない
▽ 出来ていたことができなくなったことより、その行為は新たな発達の大切なプロセス
療育指針=三ケ田式育法
子供を中心に据えた環境(家族、社会)を構造化することを主眼に、その子供に関する様々な問題に対し、保護者と社会の共同責務として捉え、家庭における子育てと、集団と個別の支援利点を組み合わせ保育・養育・教育を統合する。またその方針は連携がとれてこそ効果が期待できるものと考え指し示すことを“Torch(トーチ)法”とする。
育士(通称)はtorch法をより具体的にプログラム化することができ、教育等理論や技術を持ち合わせた者で、成長の媒介として子供達に丈夫な体や豊かな感性、創造力を育ませ、心と体の両方の発達を促す者。
育師がtorch法により最適な時期に目的と方法を感覚器官による知覚からアプローチし、その育成に系統的に継続した訓練・経験を生み集団による社会性や道徳性を培うことで子供の成熟と学習の指導を行う。
三ケ田式育法=上記を指針に社会的人間性をサポートすること。
育師の視点
①子供の良さを捉える
②活動の意味
③発達を捉える
④集団と個の関係を捉える
★基本姿勢
静かに見守る ・・・・ 子どもが自分から行動が始められるまで静かに見守る
観察し理解する ・・ 子供の思考や能力や状態を観察する。またどう対処すべきか考える
感じ取る ・・・・・・・・ 子どものことばやそれ以外のサインを読み取り十分、耳を傾ける
★成長の3要素
①成熟…外からの刺激とは無関係に内部的な要因によって生ずる変化
②学習…経験に基づき永続的な行動の変容学習は環境による(周りが状態を把握し適切なスキルを獲得
③準備性の教育(レディネス)
★コミュニケーションの原則
①子どもの発達レベルに合わせる
②会話や遊びの主導権を子どもに持たせる
③相手が始められるよう待ち時間を取る
④子どものリズムに合わせる
⑤ターン・テーキング(やりとり)を行う
⑥会話や遊びを共有し、コミュニケーションを楽しむ
★言語心理学的技法
ミラリング ・・・・・・・・ 子どもの行動をそのまままねる
モニタリング ・・・・・・ 子どもの音声やことばをそのまままねる
パラレルトーク ・・・・・ 子どもの行動や気持ちを言語化する
セルフトーク ・・・・・・・ 大人自身の行動や気持ちを言語化する
リフレクティング ・・・・ 子どもの言い誤りを正しく言い直して聞かせる
エキスパンション ・・・ 子どものことばを意味的、文法的に広げて返す
モデリング ・・・・・・・・ 子どもに新しいことばのモデルを示す
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